新幹線に乗る間、本を読むと結構楽しく過ごせるということに最近ようやく気づいて、近頃少しだけ読書家になりました。以前は新幹線は駅弁を食べる場所だと思ってた。あと自分の半生を振り返ったり、寝たりする時間。今も寝るけど。
で、この間は駅の本屋で平積みになってた『サイレント・ブラッド』っていう小説を買って読んで、結構面白そうだったんですが途中で寝て、夜家に帰ってから続きを読もうと思ってあらためて帯を見たら
「山に対する畏敬が、底なしの恐怖へと変貌する。」
って書いてありました。確かに山が舞台の話なのですが、まだ半分くらいしか読んでないせいなのか、特に怖いような流れでもなく…いやまてよ、 ってことは、これから読み進めていくと、牧歌的に見えた事象が実はことごとく、おぞましい事実を暗示していて、終盤、それらが畳み掛けるように明らかになって、もはやトラウマ級の戦慄を味わわされることなるのかもしれない…。どうしよう、部屋に一人でいられなくなるかも…。何の予兆もない今のうちに読むのやめたほういいんじゃないか…。
などと悩んだ昨晩は、床についてからも何度か目が覚め、不穏な夢を見た。なんてたって私を待ち受けるのは『底なしの恐怖』である。『底なしの』…そんなに怖いのか…!!
そして結局、やっぱり気になるので今日最後まで読んだのですが、読んで良かったことに、徹頭徹尾、『山に対する畏敬』の話だったと思いました。帯の文句がひたすら怖い本でした。
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